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NEC APサーバーでISVと連携 対応ソフト拡充に支援策を強化 アシスト、JBCCなど10社が参加
2006/06/12 17:54
週刊BCN 2006年06月12日vol.1141掲載
新プログラム「WebOTX WORKS」は、同社がこれまでビジネスパートナー支援施策として提供していた「パートナープログラムforソフトウェア」を製品別に展開した。「WebOTX」を自社パッケージに採用するISVなどに対し、開発ライセンスや検証・評価環境、最新技術動向などを提供するほか、専用ウェブサイトやメーリングリスト、NEC独自セミナーなどで採用製品のプロモーションを行う。また、参加したパートナーには評価版や開発キットを無償で提供する。
検証・評価環境としては、NEC本社(東京都・港区)の検証施設「プラットフォームイノベーションセンター」(旧称・iBestSolutionsCenter)を無償で貸し出し、設置されているサーバーやストレージ、ネットワーク機器を利用してパートナーがデモンストレーションなどに利用することもできる。「NECのミドルウェア部隊が直接ISVを呼び込むプログラムを実施するのは初めて。当社にとっては、大きなチャレンジだ」(渋谷純一・第二システムソフトウェア事業部シニアマネージャー)と、パートナー獲得を積極化する。
「WebOTX」は、J2EEベースで価格が1CPUで50万円から、ウェブベースなら同12万円で、年間保守料金は一律15-22%と、競合他社製品に比べ安価。サポート期間も1.5-2倍程度長いのが特徴だ。
機能的には、Javaスタンダードの高速実行基盤を持ち、オープンソースソフト(OSS)のAPサーバーである「Tomcat」や「Apache」などと互換性が高く、移行が容易にできる。このため、「OSSを採用していたり、他社のAPサーバーからの乗り換えを促しやすい」(渋谷シニアマネージャー)と、見ている。
各種調査によると、「WebOTX」は、APサーバー市場で、IBMや日立製作所、BEAシステムズ、富士通に次ぎシェアが5位前後に位置する。新プログラムにより、「毎年120%成長し、トップ3の獲得を目指す」(同)という。
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