VoIP関連機器メーカーの米ソナス・ネットワークスは、25%前後で推移する日本や欧州など米国以外の地域売上比率を今後3年間で50%にまで引き上げる。なかでも、日本市場でのNGN(次世代ネットワーク)事業に力を入れていくことで売上比率を高める方針。

 米ソナス・ネットワークスは、IP関連端末やVoIP向けスイッチを提供しているメーカーで、通信事業者を中心に顧客を獲得している。ワールドワイドでみると、55社の通信事業者にVoIP関連システムを提供しており、VoIP市場では40%以上の世界シェアを誇っている。

 ビジネスの主要地域は米国で、売上比率が全体の75%以上を占める。スティーブ・エドワーズCMO(最高マーケティング責任者)は、「米国以外での地域でビジネスを拡大することが売上規模を拡大するカギ」としており、日本市場で事業拡大を図ることに力を注ぐ。

 売上拡大の柱として掲げているのはNGN事業。「日本では、今年後半から通信事業者によるNGNシステムのトライアルが進む。そこで、アプリケーションベンダーとのアライアンスを強化して、日本市場に合ったソリューションを提供していきたい」考え。すでに国内アプリケーションベンダーとアライアンスを進めており、「今後3年間で150社程度とパートナーシップを組める」見込み。

 また、日本市場に特化したシステムを近く発売する予定で、「通信事業者がユーザー向けに携帯電話を活用した音声やデータ、コンテンツなどのアプリケーションサービスを提供できる製品に仕上げる」としている。

 同社の製品は、次世代ネットワークの標準規格といわれる「IMS(IPマルチメディアサブシステム)」に準拠しており、固定網や移動体通信網、放送網などのIPシステムを提供することが特徴。しかも、「これまで提供している製品すべては、通信事業者向けに仕上げている。そのため、日本市場でNGN事業を手がけていくうえで競合他社より優位に立っている」としている。

 日本では、すでにKDDI、ソフトバンクBBなどを顧客として獲得しているという。