シーピーユー(宮川昌江社長)は、アナログカメラとネットワークカメラの影像をハイブリッドで録画できるデジタル録画システム「Secure Tech HB(セキュアテック-ハイブリッド)」の販売を強化する。企業のセキュリティ強化が追い風となり、「今年3月から6月の間に100件近い引き合い」があるなど、拡販が期待できるとみる。今年度(2007年3月期)までに「セキュアテック─ハイブリッド1200台の販売を目指す」(営業本部営業統括部STチーム前田憲司氏)計画だ。

 「セキュアテック」シリーズは、監視カメラの映像をデジタル化して、遠隔で閲覧できるシステムとして6年前から販売を始めた。監視カメラメーカーが自社カメラに対応した専用システムとして提供しているケースはあるが、サードパーティとしては同社が先駆けて投入したという。監視カメラのメーカーを問わず利用できる点に特徴がある。

 販売開始当初は、アナログカメラ(CCDカメラ)対応「セキュアテック-アイアイ」を発売し、その後ネットワークカメラ対応の「同ジュニア」を投入した。これらは北陸市場を中心に展開し、04年までの3年間で500台を販売した。その後、昨年3月には「セキュアテック-ハイブリッド」を投入し、これを機に全国への本格的な展開に乗り出した。

 昨年度(06年3月期)のセキュアテックシリーズの売り上げは約2億5000万円で、同社の全売上高の1割程度だった。「今後2-3年で年間売り上げを5億円規模に拡大させる」と意気込みを示している。

 現在、防犯・監視カメラ市場は、「約8割がアナログビデオカメラで、市場はアナログからネットワークカメラへ切り替わる端境期」にある。そうしたなかで、双方に対応する「セキュアテック-ハイブリッド」を中心に位置づけることで、「今後4-5年は右肩上がりの拡大が見込める防犯や監視のカメラ市場」での訴求を強めていく方針だ。

 「セキュアテック-ハイブリッド」は、HDD容量250GB-500GBの構成で複数のカメラに対応する。今後は、HDDの大容量化や筐体の小型化などのニーズに対応していきたいとしている。