通信関連のシステム開発などを手がけるブレインズ(中澤泰子社長)は、カイ・コーポレーション(田口亮社長)が昨年6月に商用化した利用者本人の記録を利用する認証システム「PASS MEMORY(パスメモリ)」をオンラインの会員向けサービス認証用に販売する。

 パスメモリは、利用者本人が記憶する知人の名前を登録し、選択する仕組み。パスワードや生体認証と異なり、デバイスやパソコンの中で認証作業せず、ヒトの頭の中で行う第3の認証方式。ITリテラシーの低い高齢者でも、認証作業を容易にできる。

 6月の発売以来、企業内イントラネットの認証用として1社に導入した。ブレインズは今後、ISPにも提供して、ネットワークサービスのシングルサインオン化を促していく考え。

 オンラインの会員向けサービス料金のうち3%をライセンス料として徴収する。ブレインズの城所良江代表取締役は「オンラインサービスのウェブサイトがリニューアルされるタイミングなどを狙い売り込む」と、話している。

 今後は、圧縮・解凍ソフトを利用する際の認証システム「PASSMEMORY Archiver」やサーバー版、SIer向けのパスメモリ用の開発キット、音声対応版などを提供する予定だ。