【ソウル発】韓国警察庁の犯罪情報管理システムに位置基盤サービス(LBS、Location Based Service)が活用される見込みだ。現在、警察庁が推進している犯罪情報管理システム(CIMS、Criminal Information Management System)の高度化事業として、地理情報システムエンジンを活用して作成する犯罪情報分析・統計などを駆使した犯罪情報科学捜査体制の開発に乗り出し、関連事業者を選定した。

 警察庁のCIMSは全国の警察署・派出所など約10万人の警察官らが業務処理のために利用している捜査支援ポータルシステムだ。事件受付から送致に至る一連の事件処理業務をサポートし、蓄積された事件データをもとに犯罪情報分析や統計情報を提供する。

 捜査にLBS技術を活用すれば、迷子や誘拐事件を防止することができるだけでなく、特に前科者や性犯罪者の保護観察にも有効に使うことができると期待されている。例えば保護者が子供たちの移動範囲を設定しておけば、その範囲から離れた場合、直ちに通報される。また前科者や性犯罪者が保護観察地域を離脱した場合、警報を発して事故をあらかじめ防止することができるようになる。

 LBSは人探しやナビゲーションなど交通情報として主に使われているが、警察庁への導入をきっかけに消防庁や情報通信部など公共分野でも多様に活用されると見込まれている。
鄭載学(ジョン・ジェハク=BCNソウル特約記者)