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AIT ワークフローソフトを自社開発 JFEシステムズ製帳票パッケージと連携
2006/10/23 18:04
週刊BCN 2006年10月23日vol.1159掲載
AITがパッケージソフトを自社開発するのは今回が初めて。これまでパッケージを使ったシステム開発は手がけてきたが、JFEシステムズをはじめ、ウイングアークテクノロジーズや日本IBM製品を活用してきた。電子帳票システム構築が得意で、なかでもファイブリッジⅡを使ったシステム構築案件はこれまで50社手がけ、6億円の販売実績がある。
今回の自社開発パッケージのために、ソフト開発ベンチャーのメタソフトからワークフロー関連事業の営業譲渡を受け開発体制を整えた。営業譲渡額は約2億5000万円。パッケージの開発やマーケティング、営業を支援するための専門部署である「先端技術研究室」と、「ソリューション&サービス企画室」も10月1日付で設置した。
新開発するパッケージは、電子帳票作成機能に決済や承認などのワークフロー機能を加えるためのソフト。内部統制の体制整備の観点からワークフロー機能の需要が強まると予測し、商品化に踏みきる。販売はAITが直販するほか、ファイブリッジⅡを販売するSIerからの間接販売も手がける計画だ。AITは5年後に売上高100億円の到達を長期的目標に据えているが、このうちパッケージの販売やワークフロー関連事業を15%まで成長させたい方針だ。
AITはSRAと日本IBMが出資するソフト開発会社で、UNIX系システムの開発およびハードの販売に強い。現在売上高の約7割をハードの販売が占めている。望月社長は事業戦略としてパッケージを使ったエンドユーザー向けのソリューション、システム構築事業を強化する方針を示している。5年後には、ハードの売り上げを全体の5割まで低下させる計画だ。
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