デル(ジム・メリット社長)は、モバイルノートPCで初めてAMD製プロセッサを搭載した「Inspiron 1501」を発売した。デスクトップPCとサーバーでもAMD製プロセッサの採用を今年に入って相次ぎ発表し、インテルのプロセッサだけを採用してきたこれまでの方針を転換。両CPUメーカー製品を併用する姿勢を鮮明に打ち出した。

 発売したのは、デルのノートPCラインアップのなかで「ベーシックモデル」と呼ばれるエントリー製品で、「Inspiron1300」の後継機種。AMD製プロセッサ「AMD Turion 64 X2」あるいは「同 64」「AMDモバイルSempron」の3製品のいずれかを搭載可能にした。チップセットも、インテル製品に代わりAMDが買収したATIテクノロジーズの「ATI RadeonXpress」を採用した。電池は6セルバッテリーを搭載し、カラーはグレーからシルバーに変更した。価格は「AMD Sempron プロセッサー3500+」を採用した最小構成モデルで9万5025円。

 クライアント製品マーケティング本部の松尾圭介氏は、AMD製プロセッサの採用について「顧客の要望が強いからだ。ユーザーの選択肢を広げることがデルの役目」と説明した。一方、日本AMDのマーケティング本部デスクトップ/モバイルプロダクトマーケティングの土居憲太郎氏は、「ノートPCで、デル以外にも数社のPCメーカーに当社のプロセッサを採用してもらっているが、ハイエンドが中心。エントリー領域のPCで採用してもらえればシェアを高められる。コンシューマ向けノートPC市場でシェアを10ポイントは引き上げたい」と見通しを語る。