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クリアスウィフト NECの「InfoCage」と連携 メール誤送信の防御が可能に

2006/12/18 18:09

週刊BCN 2006年12月18日vol.1167掲載

 メールセキュリティ製品販売のクリアスウィフト(山本卓夢代表取締役)は、NEC(矢野薫社長)と協業し、メールセキュリティソフト「MIMEsweeper(マイムスィーパー) for SMTP」とNECの「InfoCage(インフォケイジ)」を連携させた。インフォケイジがメール関連製品と連携したのは今回が初めて。

 マイムスウィーパーは、企業が受信するメールの中身をチェックして、ウイルスやスパイウェア、スパムなどの不正プログラムの侵入を防ぐ製品。スパムの検出率が98%とスパム対策機能の評価高い。

 そのセキュリティソフトを、暗号化や情報漏えい対策機能を持つインフォケイジと連携させたことによって、送信メールをチェックする機能を強化した。

 情報漏えい対策に有効で、暗号化していないメールは送信を不可能にしたり、インフォケイジで保護されたファイル以外はメール経由で送信できないように設定することが可能になる。

 NECはクリアスウィフトの1次代理店として2年前からマイムスウィーパーの代理販売を開始。今回、製品連携が図れたことにより、新規顧客のほかマイムスウィーパーの既存ユーザーや2次代理店にインフォケイジの連携を訴えていき、インフォケイジの販売増に結びつけたい考え。一方、クリアスウィフトは、インフォケイジの代理店に向けて優位性をアピールしていく。

 両社は今回の連携により、それぞれの製品で100社への新規納入を狙う。
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