ニュース
システムインテグレータ ソフト開発ツールの新版拡充 開発ライフサイクルで総合的な支援
2007/01/08 19:36
週刊BCN 2007年01月08日vol.1169掲載
新しいウェブDBアプリケーション自動作成ツール「SI Object Browser AP」は、DB設計書から.NETフレームワーク2.0に対応したC#やVB.NETなどのプログラムソースを自動生成できる製品。2年半ぶりにメジャーバージョンアップしたDB設計支援ソフト「同ER」で設計したテーブル情報を取り込み、高度なウェブアプリケーションのプログラムソースを自動生成できる。同APは、エコスのウェブシステム開発ツールのOEM供給を受けて開発した。
新版の「同ER」は、商用DBのオラクルDBやマイクロソフトのDB「SQLサーバー」に加え、オープンソースDB「Postgres SQL」にも対応した。既存のDBから定義情報をリバースして、GUI操作でER図(DBを設計する初段階で、データ構造分析に使用するモデル)を作成・編集する際のデータモデリング作業を簡素化できる。
同社は今後、同シリーズにテスト工程支援ツール「同Test」とプロジェクト管理ツール「同PM」をリリースする計画。この2製品に「同AP」を加えることで、ソフトの開発ライフサイクル「SLCP(Software Life Cycle Process)」全体をカバーする総合支援ツールが整備される。
梅田社長は「IT人材が不足する一方、企業側の要求が増えている。受託ソフト会社などは、ソフト開発手法を近代化し、生産性を高める必要に迫られている。当社のツールは『PMBOK(プロジェクト管理の業界標準)』に基づく製品。最先端のソフト開発やプロジェクト管理を、当社ツールを導入することで手に入れられる」と、利用を呼びかける。「同AP」は今後3年間で売上高1億円、「SI Object Browser」シリーズ全体では、08年度(09年2月期)までの3年間で同13億円を見込んでいる。
- 1