ソフトウェア開発・販売のシステムインテグレータ(梅田弘之社長)は、ソフト開発支援ツール「SI Object Browser」シリーズの新ラインアップのほか、既存製品の新版をリリースした。新ラインアップ製品のウェブ・データベース(DB)アプリケーション自動作成ツールでは、既存のDB設計支援ソフトと連携させることで、プログラミングコードを記述せずにウェブアプリケーションを自動生成できる。同社は、2007年中にプロジェクト管理やテスト工程支援に関する新ツールを出す計画。IT人材が不足するなかで、ソフト開発の生産性向上を高めようとするベンダーに売り込む。

 新しいウェブDBアプリケーション自動作成ツール「SI Object Browser AP」は、DB設計書から.NETフレームワーク2.0に対応したC#やVB.NETなどのプログラムソースを自動生成できる製品。2年半ぶりにメジャーバージョンアップしたDB設計支援ソフト「同ER」で設計したテーブル情報を取り込み、高度なウェブアプリケーションのプログラムソースを自動生成できる。同APは、エコスのウェブシステム開発ツールのOEM供給を受けて開発した。

 新版の「同ER」は、商用DBのオラクルDBやマイクロソフトのDB「SQLサーバー」に加え、オープンソースDB「Postgres SQL」にも対応した。既存のDBから定義情報をリバースして、GUI操作でER図(DBを設計する初段階で、データ構造分析に使用するモデル)を作成・編集する際のデータモデリング作業を簡素化できる。

 同社は今後、同シリーズにテスト工程支援ツール「同Test」とプロジェクト管理ツール「同PM」をリリースする計画。この2製品に「同AP」を加えることで、ソフトの開発ライフサイクル「SLCP(Software Life Cycle Process)」全体をカバーする総合支援ツールが整備される。

 梅田社長は「IT人材が不足する一方、企業側の要求が増えている。受託ソフト会社などは、ソフト開発手法を近代化し、生産性を高める必要に迫られている。当社のツールは『PMBOK(プロジェクト管理の業界標準)』に基づく製品。最先端のソフト開発やプロジェクト管理を、当社ツールを導入することで手に入れられる」と、利用を呼びかける。「同AP」は今後3年間で売上高1億円、「SI Object Browser」シリーズ全体では、08年度(09年2月期)までの3年間で同13億円を見込んでいる。