ウェブシステム開発・販売のエコス(露木千尋社長)は、マイクロソフトのオフィス製品に業界で初めて対応した自社開発のブログシステム「ECOSS Solutions M3 Blog(M3ブログ)」のイントラネット版を開発し、販売を開始した。同製品は、オフィス製品で作成したグラフや図形画像などをブログに直接投稿できるため、導入数を増やせると判断して企業向けとして開発した。企業情報ポータル(EIP)など情報共有製品を開発するISVに開発ツールを提供し、OEM供給を展開するほか、ホスティングを提供するインターネットサービスプロバイダ(ISP)、マイクロソフト製品の販社などに売り込む。今年末までに6000万円の売上高を目指す。

 企業内の情報共有で活用できる今回のイントラ版ブログは「M3 Blog Service Release1(リリース1)」。M3ブログは、オフィス製品で作成したグラフや図形画像をブログに直接投稿できるほか、マイクロソフトの企業情報ポータルやデータベース「SQLサーバー」に搭載されているBI(ビジネス・インテリジェンス)などとの連携が可能。イントラ版はこれに加え、オフィス製品で作成した議事録や日報・週報、稟議書などを、そのまま各アプリケーションからブログ記事として投稿でき、同時にファイルを添付しファイル共有もできる。

 同製品は、企業全体のイントラ環境に対応した「Enterprise Edition」(300万円/2CPU)と、企業内の部署単位で導入可能な「Community Edition」(40万円/1CPU)がある。マイクロソフトのCAL(クライアント・アクセス・ライセンス)に準じた提供もできる。露木社長は「HTML形式のブログ記事として情報を公開・共有するだけでなく、オフィス製品と連携できることで、企業内のワードやエクセルの電子文書を簡単にブログを公開できる」と、他社の企業向けブログに比べ、高度な情報共有性能が特色と強調する。

 同社は、リリース1をEIPやグループウェアなど、企業内の情報共有用製品を開発するISVに向けたOEM製品として販売するほか、マイクロソフト製品の文書管理ツール「SharePoint」やCRM(顧客情報管理)「Dynamics CRM」を販売するSIerなどに、同製品をセット販売することを薦める。これに自社製品のEC(電子商取引)製品「M3 EC/Commerce Server」や、セキュリティ製品といったマイクロソフトのサーバー製品を加え、「高度なシステム連携ができるようになる」(露木社長)という。

 また、中堅中小企業向けにサーバーを預かるホスティングサービスやASPなどを提供するISPなどに対して、同製品を利用したサービスに組み込むことを働きかける。同社は近く、モバイル製品向けのマイクロソフトOS「Windows Mobile」を搭載した携帯電話から同社ブログへ投稿できる機能を追加し、利便性を高める予定だ。