沖電気工業(篠塚勝正社長)は、一般オフィスのIPテレフォニー導入を促進するため、コンタクトセンターとのシステム連動の提案を強化する。1月下旬から2月初旬にかけて出荷開始するコンタクトセンター向けの新システム「CTstage5i」で、CTI(電話やファクスをコンピュータシステムに統合する技術)とIP-PBX(IPベースの構内交換機)の機能を搭載し、IPテレフォニーシステム間のシームレス化を可能とした。

 IPテレフォニーシステムは、コンタクトセンターや大企業の間接部門などで需要が増えている一方、SMB(中堅・中小企業)や、大企業の営業部門など外回りの担当者が多い一般オフィスで導入が進んでいないのが実情。IPテレフォニーシステムの導入メリットを訴えることが需要増のカギとなる。そこで、沖電気では「コンタクトセンターが活用しているアプリケーションを一般オフィスでも活用できるようなシステム構築を進めていく」(小出勝義・マルチメディアメッセージングカンパニープレジデント)方針。同社は、コンタクトセンター向けPBX市場でトップシェアを誇っており、同マーケットでのシェアを拡大しながら一般オフィスのIPテレフォニー案件を獲得する方針。

 コンタクトセンター向けには、新製品「CTstage5i」の市場投入で、まずはリプレース需要獲得に力を注ぐ。同製品は、CTIとIP-PBXの両機能を搭載していることから、「一般オフィス向けに提供しているSIP(VoIP応用の通話制御プロトコル)サーバーとシームレスに連動する」という。来年度早々には、「CTstage」とSIPサーバー「SS9100」を組み合わせたIPテレフォニーシステムの提供を行っていく計画だ。