チエル(川居睦社長)は、大学や高等学校など教育機関向けに販売する学習システム「Calabo(キャラボ)EX」の新版「同 ver.4.0」の販売を開始した。デジタル教材や情報システムを活用した教育が手薄な中・高等学校および大学をターゲットに拡販し、発売後1年間で6億円の売り上げを見込む。

 チエルは、アルプスシステムインテグレーション(ALSI)の教育機関向けIT事業部門と、ALSIと旺文社の合弁企業である旺文社デジタルインスティテュートが経営統合して設立された。教材作成や学習システムの開発・構築を手がける。「キャラボシリーズ」は、チエルの主力製品で、「LL教室」に代わる学習システムとして採用が進み、2000年の発売以来約550教室への導入実績がある。教員と生徒の間で、PCを使いながらeラーニング教育を行ったり、生徒のPCの利用状況を監視するなどの機能を持つ。「キャラボ EX」は、音声や動画をLANで転送するシステムで、専用ハードを使用することなく、安価で柔軟なシステム構築が可能。

 新版では、教員が監視できる生徒のPC台数を従来の32台から100台まで増加した。また生徒用PCで利用できるアプリケーションソフトも制限。教育に必要なソフトやウェブサイトの閲覧を禁止できる。対応するeラーニング教材は約40ラインアップまで増強した。