ニュース

チエル 教育機関向け学習システムの新版 地方の高校・大学市場の開拓も

2007/02/19 19:38

週刊BCN 2007年02月19日vol.1175掲載

 チエル(川居睦社長)は、大学や高等学校など教育機関向けに販売する学習システム「Calabo(キャラボ)EX」の新版「同 ver.4.0」の販売を開始した。デジタル教材や情報システムを活用した教育が手薄な中・高等学校および大学をターゲットに拡販し、発売後1年間で6億円の売り上げを見込む。

 チエルは、アルプスシステムインテグレーション(ALSI)の教育機関向けIT事業部門と、ALSIと旺文社の合弁企業である旺文社デジタルインスティテュートが経営統合して設立された。教材作成や学習システムの開発・構築を手がける。「キャラボシリーズ」は、チエルの主力製品で、「LL教室」に代わる学習システムとして採用が進み、2000年の発売以来約550教室への導入実績がある。教員と生徒の間で、PCを使いながらeラーニング教育を行ったり、生徒のPCの利用状況を監視するなどの機能を持つ。「キャラボ EX」は、音声や動画をLANで転送するシステムで、専用ハードを使用することなく、安価で柔軟なシステム構築が可能。

 新版では、教員が監視できる生徒のPC台数を従来の32台から100台まで増加した。また生徒用PCで利用できるアプリケーションソフトも制限。教育に必要なソフトやウェブサイトの閲覧を禁止できる。対応するeラーニング教材は約40ラインアップまで増強した。
  • 1

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>