エクストリームネットワークス(井戸直樹社長)は、アプリケーションソフトとの互換性を実現した独自OS「エクストリームXOS」搭載の製品ラインアップを増やし事業拡大を図る。SIerとのアライアンス強化でネットワーク関連の製品・サービスの提供を追求する。また、同OSの応用でネットワーク機器とコンピュータ関連機器をUSBのように簡単接続が可能な「ユニバーサルポート」の開発を進めるなど次世代環境への対応にも力を注いでいる。

 「エクストリームXOS」は、データと音声、映像のネットワーク統合が可能なOSで、アプリケーションソフトとのシームレスな連動を図っている点が特徴。井戸社長は、「つなぐためのネットワーク提供ではなく、ネットワーク側でアプリケーションをコントロールし、管理者がいない企業でも簡単にネットワークを使いこなせる環境を作らなければならない。XOS搭載の製品ラインアップを拡充していく」としている。現段階では、ハイエンドモデルを中心にXOS搭載の製品を市場投入してきたが、今後はローエンドモデルでXOS搭載製品を増やす。「製品の拡販に向け、アプリケーション開発を得意とするSIerとのパートナーシップを深めていく」方針だ。

 エクストリームは、ワールドワイドのネットワーク市場でシェアが減少しつつあるのが現状。米国本社のマーク・カペラ社長兼CEOは、「昨年1年間、当社はマーケットでのアクションが少なすぎた」と反省する。そのため、昨年後半から組織体制を整備。「技術だけで生き残るビジネスモデルではなく、顧客ニーズに適した製品を市場に投入するためのマーケティングの強化を図った」という。市場シェアの減少は国内市場でも同様で、「日本は、通信事業者やサービスプロバイダがユーザーになるケースが多かった。これに加え、エンタープライズ向けのビジネスを拡大していく」(同)としており、日本法人内に一般オフィスなど法人向け事業に特化した組織を設置した。

 また、XOSの浸透に向けて同OSの技術を応用した「ユニバーサルポート」の開発に着手。同ポートでネットワーク機器との接続をUSBのように簡単接続を可能にする考えで、近い将来に製品化する計画だ。