セキュリティおよび通信機器開発・販売のトリニティーセキュリティーシステムズ(T─SS、林元社長)は、自社開発のDRM(デジタル著作権管理)ソフト「Pirates Buster(パイレーツ バスター)シリーズ」の一部製品を統合する。(1)ソフトウェア(2)電子書籍(3)動画──の不正コピーを防止するソフトを、これまではそれぞれ単体製品として販売していたが、来年度(2008年3月期)第2四半期に統合し一製品にする。3カテゴリを網羅するDRM製品に仕立て、デジタルコンテンツ販売事業者などのユーザー企業が購入しやすいようにする。

 DRMは、デジタルコンテンツの著作権を電子的に保護し、コピーを制限して不正利用を防止するためのソフト。T─SSは、DRMソフトの国産企業の老舗で、これまでソースネクストなど50社程に納入した実績を持つ。日本写真著作権協会が同社製品を公認DRMに選定したほか、日本美術著作権機構とソフトウェア倫理機構の推奨DRMになっており、著作権保護活動に積極的な団体からの評価が高い。

 統合する製品は、ソフトと電子書籍、動画データの不正コピーを防止できる。正規ユーザーが購入したコンテンツが万一コピーされたり、他のPCで利用された場合は、自動的にアクセスを禁止することが可能。コンテンツを利用するユーザーは特別な設定や操作がほとんど必要ないため、コンテンツの販売に悪影響が出る恐れはないとのこと。

 デジタルコンテンツ市場は、ブロードバンドの普及により活況で、08年には1兆円を超すとの予測がある。T─SSは、それぞれ単体製品として販売してきたが、DRMが今後本格普及期に入ると判断して、3製品を統合。ユーザーの利便性を向上させて競争力を高め、拡販を狙う。