携帯電話関連ソフト開発のKLab(真田哲弥社長)は、高速メール配信エンジンの拡販に力を入れる。同エンジンは発売後1年間で100社あまりに納入するなど、順調に売り上げを伸ばしている。この1年間、製品の販売を通じて、メール配信に関する正しい知識がユーザーに浸透していないことが分かった。今後はセミナーなどによって啓発活動に力を入れ、メール配信エンジンの販売につなげたい考え。

 同社の高速メール配信エンジン「アクセルメール」は、携帯向けに特化したことで処理速度を大幅に向上させた。

 これまでは、メールに特化したサーバーを使用していないため、配信効率が上がらない場合があった。さらに、一度に大量の配信を行った場合や宛先不明、ドメイン指定受信などで、エラーメールが増加し、各キャリアの許容範囲を超えた場合、配信を制限されるケースもあった。

 アクセルメールでは、配信スピードをコントロールする機能や、エラーメールの解析を行い、原因をレポートする機能を付加。配信リストからエラーメールアドレスを取り除く作業を容易に行えるなどの特色がある。昨年10月からはじまった携帯電話番号ポータビリティ(MNP)の影響で、既存の配信リストのおよそ10%のアドレスが無効になるという。MNPやキャリアの予告なしのポリシー変更などで、「エラーメールは増加傾向にある」(ソリューション事業部プロダクトマーケティング部第1商品企画グループの東郷浩之氏)と指摘。アクセルメールはこうした課題を解決する有効なツールではないかとしている。