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日本IBM 簡易型アウトソーシングを投入 今年中に100社をターゲットに
2007/03/26 19:58
週刊BCN 2007年03月26日vol.1180掲載
顧客企業のビジネスプロセスを革新する切り札として日本IBMは2004年からアウトソーシング事業を本格化させた。三井生命の営業事務など大手企業を中心におよそ20社、30件の実績を積んできたが、大規模なビジネストランスフォーメーション(業務改革)を伴うため、導入に当たっての敷居が高かった。
こうした課題を踏まえて同社ではアウトソーシングのモデルを3段階に区分けする。ビジネスプロセスを変革する最上位のモデルを「ビジネストランスフォーメーションアウトソーシング(BTO)」、ビジネスプロセスを改善する「ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)」、そして今回のBPSでは「ユーザーのすそ野を広げる」(遠藤隆雄・常務執行役員BTO事業担当)ことを念頭に置きながら受注件数の拡大を推し進める。
BPSでは日本IBMが標準化した業務プロセスに顧客の業務を合わせることでサービスの納入期間を短縮。早ければ数か月でサービスを提供でき、従来に比べて多くの顧客からアウトソーシングを受注できる。またBPSの利用のみにとどまっている顧客でも、将来的により踏み込んで業務プロセスを改善したり、変革させたい要望が高まれば、上位サービスのBPOやBTOへ移行してもらうことも可能。まずはすそ野を広げ、ステップアップできる仕組みを整えることによってアウトソーシング事業の拡大につなげる考えだ。
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