【ソウル発】2006年下半期「情報化実態調査」の最終報告書によると、韓国人10人に8人は「ネットの利用時間は増えたが、新聞を読む時間には変化がない」と答えた。情報化実態調査報告書は韓国インターネット振興院が毎年2回発表しているもので、06年下半期は全国1万世帯、2万5727人が調査対象となっている。

 調査によると、ネットユーザーの多くはインターネットを利用する時間が増えた一方で、テレビの視聴時間が減っていると答えた。ネット利用による日常の変化に関する質問に対して75.1%が新聞を読む時間には変化がないと回答し、1.4%は逆に増えたと答えた。ネットの浸透で新聞を読まなくなったと答えたのは、23.5%に過ぎなかった。ちなみに、新聞を読む時間は週平均3.8時間で、管理職は4.4時間、事務職は3.9時間となっている。

 6歳以上の国民のインターネット利用率は前年比2ポイント増加して74.8%、インターネットの平均利用時間は前年比0.4時間増えて、週平均13.7時間だった。

 また、小中高校生のインターネット利用率はほぼ100%であった。小学生の利用率をみると、99年の13.2%から00年は51.8%と半数を超えたのを境に加速し、01年88.4%、02年91.3%、03年93.5%、04年97.4%、05年97.9%、06年98.8%と着実に増加した。今回の調査では、中学生は99.9%、高校生は99.6%の利用率であった。ネット利用の低年齢化も顕著で、3-5歳の利用率も51.4%、5歳の利用率は68.7%に至っている。

ネット利用とテレビ視聴時間の関係については、36.9%がテレビ視聴時間が減ったと回答、61.5%は変化なし、増えたと答えたのは1.5%だった。

韓国の携帯電話普及率は76.6%で、6-19歳の子供と青少年は一日平均53件のSMS(ショートメッセージ、韓国ではキャリアに関係なくショートメッセージを送信できるので携帯メール代わりに使われている)を送信していることが分かった。20代は1日22.7件、全体平均16.7件、SMS利用率は78.5%だった。

 携帯電話の利用は女性より男性のほうが比率は高く、女性71.8%、男性81.4%、平均76.6%となった。携帯電話利用率は20代が最も高く97.6%、30代が95.7%、40代は91.6%だったが、6-19歳は43.3%、60歳以上は49.9%とやや低めとなった。これは学校で携帯電話の持ち込みを禁じているケースが多いためとみられる。

 1世帯当たりの月平均通信費は12万5600ウォン(約1万6000円)で、このうち携帯電話料金が8万3000ウォンと最も大きなウェートを占めている。

 電子メールとインスタントメッセンジャーの利用率はそれぞれ92.5%、47.7%だった。ブログに関しては、39.6%が自分のブログを運営していると答えた。20代は68.2%、40代は17.9%、50代でも13.0%がブログを運営している。またネット利用者の37.9%、銀行に口座を持っている人の44.8%がインターネットバンキングを利用し、ネット利用者の5.4%、株取引をする人の74.0%はオンライントレードを利用している。

 韓国における国民のIT依存度は、高まる一方だ。
趙章恩(チョウ・チャンウン=ITジャーナリスト)