情報セキュリティ教育コンテンツの開発・運営を行っている任意団体、SEA/J(シージェイ、下村正洋理事長)は、SEA/J基礎コースの内容を全面改訂した新版を作成した。近く、全国の認定校で、新コースに基づく「技術認定試験」を開始する。来年3月までには、有資格者を約2000人育成する計画だ。

 SEA/J基礎コースは、2003年に初版が出てから3度のマイナー改訂を実施。今回は、国内最大の情報セキュリティ団体、JNSA(日本ネットワークセキュリティ協会)に開発を委託した。初版当時の脅威であった外部侵入防御やウイルス対策に加え、内部情報漏えい対策や法令、運用まで含め、従来の13章から16章に拡大して「情報セキュリティ管理・運用」を網羅した教育体系に全面改訂した。

 SEA/Jの上位資格である「テクニカル」や「マネジメント」のほか、国内外の既存資格教育コースにステップアップするための第一段階として、ユーザー企業にシステムを提供するSIerやユーザー企業の情報システム担当者を対象に浸透させる。下村理事長は、今回改訂した基礎コースについて、「必要とされる知識の最大公約数を集約した」と、企業の情報セキュリティに関連する技術者の“入り口”として利用を促す。

 「技術認定試験」は、SEA/Jに所属するベンダーのほか、新たに東北電子専門学校など教育機関でも実施する。