デル(ジム・メリット社長)は、2008年度(08年1月期)の重点事業としてサーバーやストレージ販売のエンタープライズ分野を掲げた。標準技術を搭載した製品をアピールすることでシステム案件の獲得を徹底。売上成長率として、国内市場の伸びに比べて1.5倍を目指す。

 同社全体の売上成長率は、04年度から07年度までの累積で31%を達成した。大きく寄与したのは、コンサルティングやサポート、アウトソーシングなどサービス分野で成長率が66%だった。一方、サーバーやストレージの販売は累積成長率が10%。アドバンスド・システムズ・グループ本部の町田栄作本部長は、「標準プラットフォームの活用で、革新的なソリューション提供を訴え、多くの顧客ニーズに対応する」という。

 エンタープライズ事業を拡大するのは、「最近では、ビジネスの多様化で単なるハードウェア販売がなくなりつつある」(メリット社長)ため。パソコンなどクライアント製品を中心に低価格を売りとする“薄利多売”のビジネスを手がけてきた同社にとっては、サーバーやストレージの拡販にともなうサービス分野の拡大が利益確保につながる。