F5ネットワークス(長崎忠雄社長)とマイクロソフト(ダレン・ヒューストン社長)は5月29日、ネットワーク監視について包括的な協業を開始すると発表した。マイクロソフトはIT管理ツールであるSystem Center Operations Manager 2007をF5ネットワークスにOEM提供、F5ネットワークスはこれをアプリケーションの可視化を実現するアプライアンスControl Pointに組み込んで、今年中に製品化を図る。

 現在、ITシステムは分散化の方向に進んでいるが、障害発生時の原因発見、運用コストの増大などさまざまな問題も発生している。マイクロソフトはこうした問題に対応、ITのライフサイクルを最適化する技術としてDynamic System Initiative(DSI)の研究を続け、System Centerと呼ぶ製品群の強化拡充を図っている。その中核となるのが今年4月から提供を開始したSystem Center Operations Manager 2007で、ネットワーク上のサーバー、クライアント、ネットワーク機器、OS、アプリケーションの稼働状況を監視することで、障害を未然に防いだり、復旧の支援を行う。

 一方、F5ネットワークスは、アプリケーションを配信するに際して、安全性、高速化、安定性に照準を合わせたアプリケーション・デリバリ・ネットワーキングを提唱、そのための製品とサービスをトータルに提供している。今回の協業により、マイクロソフトのSystem Center Operations Manager 2007の技術を搭載したControl Pointを提供することとなった。このアプライアンスはネットワーク上で稼働しているF5ネットワークス製品をグラフィカルに表示、そこに流れるトラフィックからデータを収集、分析、レポートする。

 F5ネットワークスのControl Pointは、06年に提供開始された同社製品を1か所で設定・運用管理できるセントラル管理製品「F5 Enterprise Manager」と合わせ、包括的な管理・監視ソリューションを提供するとしている。