サイレックス・テクノロジー(河野剛士社長)は、デバイスサーバーをビジネスの柱に据えて業績拡大を図る。USBデバイスサーバーの販売をはじめ、このほど市場投入したシリアルデバイスサーバーなど製品ラインアップを拡充した。デバイスサーバー事業で今年度(2007年12月期)は10億円の売上規模を目指す。

 同社は、デバイスサーバーの開発や販売を、ネットワーク関連の「Connectivity & Wireless solution事業」として手がけている。同事業の主力製品は、これまでプリントサーバーだったが「プリンタのネットワーク化が当たり前になり、プリントサーバーがコモディティ化してきた。そのため、新しい製品カテゴリをビジネスの柱に据える必要があった」と、まずはUSBで簡単に接続が可能なデバイスサーバーを市場投入。昨年度は、その売上高が6億円になった。

 今年度に入ってからは、シリアルサーバーを発売。「FA(ファクトリーオートメーション)制御装置に強い商社とパートナーシップを実現した」ことで拡販の体制が整ったという。シリアルサーバーの販売については、「今年度で1億円程度の売り上げ見通しだが、来年度以降は5億円と、5倍に膨れ上がる」と自信をみせる。

 全体の売上高については、現状の60億円規模を「3年後に100億円」を目指している。しかも、昨年度実績で8%弱だった経常利益率を、10年度には10%まで引き上げる方針。収益を伸ばせる製品としてデバイスサーバーを選択、事業の柱に据えることを決断した。

 河野社長は、「これまで参入していなかった分野にチャレンジすることや、新しい市場を創造することが重要」と訴えている。