第18回全国高等専門学校プログラミングコンテストは、10月6-7日の2日間にわたり、津山高等専門学校(岡山県津山市)を主管校として開催された。会場となった津山文化センターには142を数える応募チームのなかから、予選を通過した課題部門21チーム、自由部門20チーム、競技部門55チームに加えて、海外から4チームが集まり、「天守閣 めざすアイデア 愛いっぱい」というキャッチコピーのもと、熱い戦いを繰り広げた。

 今大会の課題部門のテーマは昨年に引き続き「子供心とコンピュータ」。同一課題の2年目に当たることから、ハイレベルで完成度の高い作品が集まった。そのなかからビーズのオリジナル作品を制作支援する3DCADシステム「Beauty and the Beads」を出展した弓削商船高専が最優秀賞を獲得。優秀賞には「おはじきぱっちん♪」の徳山高専が、また鳥羽商船高専(2チーム)など3校4チームに審査員特別賞が授与された。

 弓削商船高専は自由部門においても、導入が容易で異常発生時の表示・通知に優れるネットワーク監視システム「join NASS」を出展し、ここでも最優秀賞を獲得。課題部門と自由部門の両方を制覇するという快挙を成し遂げた。なお、自由部門の優秀賞は「まじかる☆モルるーとくん」を出展した豊田高専が受賞。松江高専など4校に審査員特別賞が授与された。弓削商船の両部門制覇の陰に隠れたものの、鳥羽商船も本戦に出場した全チーム(課題2・自由1・競技1)が特別賞を受賞するなど大活躍だった。

 競技部門は昨年連覇を果たした久留米高専が予選で敗退。敗者復活戦から勝ち上がった宇部高専(プログラム名「オレンジ」)と高知高専(同「がき☆すた」)が1-2位を占め、3位に広島商船高専(同「石垣名人」)が入った。各部門の最優秀チームに文部科学大臣賞が授与されたほか、このプロコンで優秀な成績を収めたチームは、BCN主催の「ITジュニア賞」の有力候補としてノミネートされる。

 なお、海外勢にも課題・競技両部門で各校に特別賞(大連東軟情報学院が課題部門国際交流賞・競技部門技術賞、ベトナム国家大学が課題部門技術賞・競技部門国際交流賞)が授与された。