ネクストビジョン(有馬猛夫社長)の中小企業向けメールアーカイブ製品が好調だ。同製品は、今年8月に正式リリースしたもの。リリース後、インターネットを中心に100件を超える問い合わせがあり、約30件が導入したという。代理店を介して拡販し、100人以下の企業を中心に今年度は100台、来年度は200台を販売していきたい考えだ。

 従来のメールアーカイブでは、何か問題が起こった際に管理者しかログを見ることができない仕組みになっていた。

 ネクストビジョンが今回発売した中小企業向け統合型セキュリティメールアーカイブシステム「LOGCube(ログキューブ)」では、これまで管理者が管理していたログを、従業員の権限にあわせて共有、閲覧できる製品。情報漏えいや私的な使用の抑止のほか、業務効率の向上などにも焦点を置き、製品を開発した。

 同製品を正式リリース後に、「100件以上の問い合わせがあり、すでに約30件導入している」(有馬社長)と好評。

 共有、閲覧権限はグループ単位、個人ごとに設定可能。メール共有で、これまで社内でメーリングリストやCCで転送していた手間を省くことができる。

 アプライアンスはラックに収める形状をしている製品が多いが、ログキューブでは「中小企業でラックを使用している企業も少ないため、筐体を小さくした」。

 同製品は、ネットワークにつなぐだけで導入でき、また、設定もブラウザを通して操作できる簡単さが強み。

 また、中小企業は一般的にIT投資にコストをかけない傾向にあるが、同製品はメールアーカイブ、アンチウイルスやスパイウェア、アンチスパムエンジン、ウェブフィルタリングなどセキュリティにかかる機能を統合アプライアンスで提供することで価格を抑えた。アンチウイルスエンジンにはOSS(オープンソースソフトウェア)のClamAVを採用した。

 同社では代理店を介して、「100人以下の企業を中心に拡販、今年度(2007年12月期)100台、来年度は200台の導入を見込む」としている。