ターボリナックス(矢野広一社長)は10月31日、エントリーからミッドレンジ・サーバー市場に向けたLinuxサーバーOSの新製品「Turbolinux 11 Server」を11月下旬に発売すると発表した。

 企業のフロントエンドで必要な機能やソリューションを標準装備し、またマイクロソフトとの包括的な協業により、同社が保有する特許の使用許諾や両社の製品間の相互運用性が向上する。これにより企業ユーザーに対してコンプライアンスに沿ったシステム運用環境を提供し、将来的にはシングルサインオンによるWindowsとの連携ソリューションを提供することで、混在環境における相互運用性の高いシステムを実現する。

 負荷分散ソフトや企業向けWebシステム開発ソリューションを標準搭載し、セキュリティ面ではアクセス制限ルールのポリシーを学習する「TOMOYO Linux」を搭載する。PHPによるWebアプリケーション開発と運用環境をシームレスに統合し、ワンパッケージ化したソリューション「Zend Core」を搭載。PHP標準フレームワーク「Zend Framework」やPHPコードの最適化モジュール「Zend Optimizer」との連携で開発効率を上げることができる。

 サーバーサービスの高可用性と負荷分散を実現するソフトウェアロードバランサー「Cluster LoadBalancer」を標準搭載し、ビジネスの拡大により増大するトラフィック量に合わせてシステムを拡張できるため、無駄な投資がなくビジネスのサイズに最適なROI(投資利益率)の高いシステムを運用可能。冗長化による耐障害性を向上させるニーズにも応える。

 コンポーネントのアップデートやサービスパックの提供など適時メンテナンスを実行、アップデートの際のアプリケーションの互換性を極力確保してISV製品やユーザーアプリケーションを長期間利用できる環境を提供する。発売開始から5年間または次期バージョン発売より3年間のどちらか長い期間の「通常メンテナンス」と、通常メンテナンス後5年間の「有償メンテナンスオプション」を提供する。

 価格は4万9350円。設定、障害サポートやトレーニングなど、企業ニーズに対応するサポートオプションも用意する。通常ライセンスのほか、教育機関向けアカデミックライセンスや、企業・組織向けのボリュームライセンス、ゲストOSとして利用する際の専用ライセンスなど用意する予定。