NECとNECソフトウェア北海道は12月5日、国内で初めて、音声認識中に声の特徴を自動的に学習し、認識精度を向上する機能を搭載した議事録作成支援ソフト「VoiceGraphy(ボイスグラフィー)V1.1」を発売したと発表した。

 会議に参加する発言者の音声を聞き分け、それぞれの音声の特徴を会議中にリアルタイムで学習し、認識の精度が自動的に向上する「自動学習機能」を国内で初めて搭載した音声認識ソフト。また、誰の発言かを音声で推定し、議事録の中で発言者名が1度入力されると、それ以降は発言者名が自動で記録される「発言者推定機能」も搭載し、入力の手間を軽減することができる。

 音声認識処理はリアルタイムで実行可能なため、会議の進行中に議事録編集作業が行える。収録音声を後から音声認識処理したり、会議の進行と並行して時間単位で分割し、手分けして編集作業を行うことも可能。聞きたい録音内容をすばやく検索して、ピンポイントで再生することもできる。画面デザインやコントロールバーのレイアウト、用語の使い方など、ユーザビリティの評価・分析を行うことで、議事録編集作業での操作性も高めた。

 税別価格は、会議の音声を録音し音声認識によってリアルタイムに文字化する「VoiceGraphy 音声認識サーバー」が180万円、複数の音声認識サーバーおよび複数の編集ツールを管理する「VoiceGraphy データ管理サーバー」と、音声を再生しながら音声認識サーバーの文字化したテキストを効率的に編集する「VoiceGraphy 編集ツール」が60万円、ユーザー用辞書(言語モデル)を作成する「VoiceGraphy 言語モデル」が300万円から。

 なお、「VoiceGraphy V1.1」は、広島県北広島町議会で08年度から正式に導入される予定。NECとNECソフトウェア北海道では、「VoiceGraphy」を企業向けシステムとして適用を拡大し、「リアルタイム情報活用ソリューション」の一環として位置づけ展開する予定で、今後3年間で100システムの売り上げを見込んでいる。