日本システムウエア(NSW、多田修人会長兼社長)は、多拠点同時接続のテレビ会議、映像配信など多岐にわたる機能をパッケージ化した双方向コミュニケーションシステムを発売した。同社はOEMでの提供を進めるとともに、今後は販社も増やす予定。また、幅広い業種に販売するため、業界ごとのパイロットユーザーを開拓していきたい考えだ。今年度(2008年3月期)は30セットの導入を見込んでいる。

 同システムは平成12-16年度に行われた総務省の地域イントラネット/広域ハイパーネット整備事業で、標準システムとして採択され、220の自治体に導入されたテレビ会議システムをもとに開発されたもの。「当初はインターフェースなどをスクラッチ開発していた。開発期間やコストも考え、先行して導入した企業・団体のなかで、ニーズの高い機能を実装し、カスタマイズにより、安価に導入できるようにパッケージ化した」(藤田雄大・ネットビジネス事業本部営業統括部プロダクトマーケティンググループ映像ソリューション担当マネージャー)という。

 双方向コミュニケーションシステム「CrossVision(クロスビジョン)」は、多拠点をつなぐテレビ会議動画、自拠点の動画、VOD(ビデオオンデマンド)やファイル転送、ストリーミングによる動画の3つをひとつの画面に表示できる。テレビ会議システムにH.323(IPベースのネットワーク上で音声と映像とデータの通信を行うための基盤)を採用したことで、他社のH.323規格の製品と接続可能。暗号化により情報漏えいを防ぐほか、簡単な操作でのファイル共有や、さらに「挙手機能」により、発言権を制限することで、雑音などの音声トラブルを解消した。

 オプションで顧客に合わせて画面GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)のデザイン変更が可能となっている。