年末商戦での販売増に弾み

 富士通と東芝が、PCの2008年春モデルを12月から発売した。富士通はデスクトップ9機種12モデル、ノートで9機種11モデルを投入。東芝もノートPCの新製品投入で年末商戦での販売増に弾みをつける。

 ここ数年のPC業界の動きとして、05年の年末は富士通、NEC、東芝などの主要メーカー各社が年末に春モデルを投入していたが、06年についてはWindows Vista発売前ということもあり、各社の新製品が年明けの1月に集中。こうした状況から、07年年末の新製品投入時期が注目されていた。

 先陣を切ったのは富士通と東芝で、年末の新製品投入に踏み切った。Windows Vistaの快適な利用環境の実現を目指して、ほぼすべての製品に2GBメモリを搭載。さらにデュアルコアモデルのラインアップを強化した。

 富士通はノートPCの主力となるNFシリーズにテンキーボードを搭載したモデルを用意。テレビチューナー搭載モデルでは、テンキーボードでチャンネルの変更操作もできるようにした。

 また、リビングPCのFMV-TEOでは、松下電器産業の薄型テレビ「VIERA」に加えて、シャープの「AQUOS」のリモコンでも操作を可能にする連携強化を図っている。リビングでの利用拡大に力を注ぐ。

 隠れたヒットとなりそうなのが、DESKPOWER EKシリーズ。19インチワイド液晶を搭載した一体型パソコンで、市場想定価格14万円台半ばという設定は魅力的だ。

 先行して新製品を投入したメリットがどう発揮されるか、また、1月以降に新製品投入を予定しているメーカーとの年明けのシェア争いの行方がどうなるかが注目される。