ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジー(黒崎佳果代表取締役)は、台湾ARGTEK COMMUNICATIONと日本での独占販売代理店契約を締結し、同社が開発したネットワークブート方式のシンクライアントOS「Phantosys」日本語版を2月に発売する。

 サーバーにクライアントOSの仮想ディスクを配置し、ネットワーク上から仮想ディスク上のOSを起動するネットワークブート方式は、大容量ネットワークが必要だが、アプリケーションをクライアント端末上で動作させるため、アプリケーションの互換性が高いのが特徴。また、PCをそのままシンクライアント端末として利用できるため、ほかの方式に比べて初期コストを低減できる。

 「Phantosys」はこのネットワークブート方式を採用したシンクライアントOSで、既存のアプリケーション資産を生かしたシンクライアントシステムを構築できる。また、マルチレイヤードノード方式を採用し、1つディスクイメージファイルの中に異なるOSや環境を「Lite版」を除いて無制限に持つことができるため、万が一、クライアントにトラブルが生じた際にも、直前の状態にいつでも簡単に復帰することができる。さらに、セクターべースのディスク管理方式を採用することで、従来のファイル管理方式に比べ、パフォーマンスも向上させた。

 ラインアップは、42ノード、4レイヤーまでの「Lite」、ノード数、レイヤー数無制限の「Professional」「Atum」の3種類。価格はオープン。

 ARGTEK COMMUNICATIONは、台北市に本社を置く04年設立のベンチャー企業。ネットワークおよびセキュリティ関連製品の開発に強みを持ち、開発部隊には、国立台湾大学や国立交通大学出身者が多く在籍する。