NECは2月6日、高速な無線通信ネットワークを、低電力で長期間継続利用できる無線通信LSIと通信技術を開発したことを発表した。

 低電力な400MHz帯の無線機と、高速な2.4GHz帯の無線機を同一のLSIに集積化した。ネットワークの状態管理やデータ通信開始、停止の命令など、データ量が少ない通信は、低速で電力消費が少ない400MHz帯の無線機を利用。映像や音声などデータ量が多い通信時は、高速で電力が大きい2.4GHz帯の無線機を利用する。これにより通信時の平均動作電力が、従来の約10分の1以下の約2mWに低減することに成功した。

 またネットワーク網の管理が容易で、低電力化に適した「葡萄型ツリー状」のネットワーク構成を開発。ネットワークノードを経由してデータを送るマルチホップ通信方式を利用するとともに、各ノードが接続するノードを限定し、あらかじめ接続情報を把握する。これにより、ネットワーク構築に必要な通信やデータ処理を削減し、消費電力を低く抑えられるという。