セレゴ・ジャパン(アンドリュー・スミス・ルイス社長)は、同社が運営する無料英語学習SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の会員数が7万人に達したと発表した。昨年、日本人が英語に対して強い学習意欲を持っていることから、需要があるとみて日本で無料の英語学習SNSを立ち上げた。同サイトは広告を収益源として見込み、原則としてユーザーには無料でサービスを提供するが、コアユーザーについては、オプションサービスの提供も予定している。また、法人向けの提供も検討中だ。

 2007年に無料英語学習SNS「iknow!(アイノウ)」を立ち上げたところ、口コミなどを通して認知が広がり、1月上旬で5万人、1月下旬で7万人までユーザーを伸ばした。「ユーザーの増加は想像していたよりも早いスピード」と米セレゴのエリック・ヤングCEOは評価する。

 ユーザーは基本的に無料でサービスを活用できる。収益として見込んでいるのは広告だが、「広告の見せ方も今までにない、新しい方法を模索していく」(エリック・ヤングCEO)としている。一部のコアユーザーに対しては、無料コンテンツに加えて、オプションでサービスを提供していくことを計画している。

 また、法人へのサービス展開に関しては「かなり前から考えている。だが、法人への提供では細かいカスタマイズが発生するため、自社で行っているダイナミックな開発とは相容れない面がある。もし、提供するならば、別途に担当部署を作って対応することになるだろう」とみている。

 「iknow!」は、脳科学に基づいて開発されたラーニング・エンジンがユーザーの英語学習をサポートするアプリケーションで、システムが自動的にユーザーの習熟度を測りながら、学習計画を管理する。単独で学習を続けるのではなく、SNSの形式をとることにより、ユーザー同士が情報交換を行いながら一緒に語学力向上を図っていくことができるのが特徴だ。

 新しく、制限時間内にすばやく英単語の日本語訳を答えられるかを測定するアプリケーション「BrainSpeed(ブレインスピード)」をリリースした。同社はPCのみならず、モバイル、Wii(ウィー)、iPodなどデバイスを問わずサービス提供を行っていく考えだ。現在は日本のみでのサービスだが、将来的には他の国での展開も図っていきたいと意欲を見せている。

 セレゴ・ジャパンは2000年に米セレゴを持ち株会社として設立された。現在、アプリケーションの開発は日本でのみ行っている、独自開発の学習エンジンを中核として、ウェブアプリケーション、サービスを提供している。