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富士通と松下、監視映像を蓄積・分析する監視映像蓄積分野で協業
2008/02/12 20:53
松下は、映像と物理、情報の各セキュリティシステムを、プラットフォーム「Sinapse-Net(シナプスネット)」をベースに統合し、テープストレージなどを活用した監視映像の長期バックアップシステムや、複数の拠点を一括監視する遠隔映像監視システムを構築してきた。
一方、富士通は、映像符号化伝送技術やデータセンターを活用したストレージサービスを提供している。今回の提携により、富士通の映像符号化伝送技術やデータセンターソリューションと、松下の監視映像技術・ソリューションを組み合わせた「監視映像蓄積ソリューション」を4月より提供する。
同ソリューションは、複数年にわたる映像蓄積が可能な上、映像をH.264で圧縮することにより、映像品質を保ちながら50-90%のデータ容量を削減できるという。また自動バックアップとして、ミラーリングしたデータをさらに複数ストレージ間で自動的に相互バックアップするため、最大3日間ネットワーク障害が継続しても、データのリカバリを自動で行うことが可能。
価格は、1拠点あたりの初期費用が183万円から、月額費用が10万円から。両社合計で2010年度までに70億円の売り上げを見込む。
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