ピー・シー・エー(PCA、水谷学社長)は、3月7日まで全国8都市で年次イベント「PCA戦略フォーラム」を開催し、来年度(2009年3月期)以降の製品ロードマップやパートナー戦略などを公表している。

 これによると、製品面では、内部統制機能を強化した「PCA9シリーズ」を2月中旬から順次提供するほか、シンクライアント環境に対応したセット製品やSaaS版などを4月以降に発売する予定。販売面では、データコンバートツールを提供したリプレイスやハウジングなど遠隔導入でアップグレードを促す戦略などを推進する方針だ。

 2月中旬から順次提供する「PCA9シリーズ」は、経済産業省が昨年12月に発表した「システム管理基準・追補版」に対応し、入力・出力・変更・更新の操作ログ管理などデータの信頼性・完全性確保、転送された仕訳データの確定(承認)などに関する機能を追加した。同フォーラムでは、同シリーズ以降の機能強化策についても触れ、他のアプリケーションとマスターデータ連携する自動更新ツールなどを提供。外部連携性を高めることを明らかにした。

 また3月以降には、リッチクライアント利用環境を推進するため、販売管理ソフト「商魂」と仕入・在庫管理ソフト「商管」に、サーバーベース環境を推進するターミナルサーバーとTBCテクノロジーズ提供の「Propalms」をセット販売する。

 販売面では、他社製品からのリプレイスや自社のサポート切れ製品のアップグレードを促すため、障害となっている旧システムのデータ移行用にデータコンバートツールの提供を計画。自社開発するか、基幹業務システムにノウハウのあるパートナーからツール類の提供を受ける考えだ。サーバー導入に消極的な中小企業に対しては、ネットワーク運用の利用を促す。ハウジングやホスティング、SaaS形態の導入や仮想化運用を提案する。