ネットワーク関連機器メーカーの韓国パイオリンク(ジョ・ヨンチョル社長)は、低価格のアプリケーション配信スイッチを今年4月から発売し、日本市場でのビジネスに弾みをつける。競合がひしめくなか、最低でも売上成長率20%増を確保する方針だ。

 4月に発売するスイッチ「PAS3500」シリーズは、アプリケーション配信のスループットについて1.5Gbpsを可能とし、価格は100万円台と他社製品に比べて安いことが特徴だ。日本支社のパク・チャンウク・セールス&マーケティング営業部長は、「最近は、機能面で製品の差がなくなっている。そこで、日本で後発のメーカーとして価格の優位性をつけることで需要を掘り起こしていく」としている。中堅企業や地方自治体などを対象に、1年間で200台の販売台数を見込んでいる。現段階で5社ほどを販売代理店として確保しているが、「拡販に向けてパートナーを増やしていきたい。ネットワークインテグレーションに着手しようとしているSIerなどと話を進める」考え。

 アプリケーション配信機器を中心とした国内L4-7スイッチ市場は、需要が伸びていることから、トップシェアのF5ネットワークスを筆頭にシスコシステムズなど大手ネットワーク関連機器メーカーが参入する競争の激しい市場といわれている。最近は、バラクーダネットワークスが低価格の製品を市場投入するなど新規参入組も増えている状況。そんななか、パイオリンクは他社と比べて小規模であるが、「小回りがきく点が最大の強み」という。韓国市場では、2000年設立から7年間でトップ圏内に入る企業にまで成長している。