SIとNIを手がける日商エレクトロニクス(辻孝夫社長)は、フィリップス製の3Dディスプレイを応用した3Dソリューションを製品化した。ディスプレイ単体で販売していた時よりも対象ユーザーを広げることになり、拡販を図っていく。

 製品化した3Dソリューションは6種類。ユーザー企業の購入意欲を促進させるため、どれも低価格に設定している。3Dディスプレイとカタログスタンドを一体化した「3DinfoStand」は、通常は10万円程度かかるコンテンツ制作費を1万円台で提供。端末も160万円程度とし、企業のショールームやエントランス、展示会へのレンタルサービスなど幅広い導入を図っていく。

 大型の複合商業施設を対象とするソリューションは、42インチタッチパネル型3Dディスプレイ「WowTouch42」。斜めの設置角度で近距離視認を可能としていることが特徴で、施設案内に適している。ディスプレイの価格は200万円弱に抑えた。ナビゲーションシステムを設ける科学館や博物館向けには、20インチ型を用意した。

 また、3Dを動作させるために必要なハイスペックで高価なパソコンに対抗し、簡単操作でコンパクトな筐体の3Dプレイヤーを販売。価格を12万円に抑えることで企業が展示会や外出先でのプレゼンなどで活用することを促す。ほかにも、床に埋め込まれたバー状の空間センサーとディスプレイで、手のアクションによる3D映像の操作が可能なソリューションや、2眼式の専用カメラで3D映像の録画が可能な製品を発売した。

 同社は、2006年から3Dディスプレイを販売開始。これまではディスプレイ単体でユーザー企業を開拓してきたが、最近になって3Dによるニーズが高まっていると判断し、複数のソリューションを製品化した。