レッドハット(廣川裕司社長)は、ソフトバンクBB(孫正義社長)およびダイワボウ情報システム(DIS、松本紘和社長)と販売契約を結んだ。両社は、レッドハットのOS「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」やミドルウェア「JBoss Enterprise Middleware(JEM)」などのサブスクリプション販売を10月から開始した。
契約を結んだ2社が販売するのは、レッドハットのオープンソースソフトウェア(OSS)群で、「RHEL」と「JEM」ほか「Red Hat Cluster Suite」や「同 Global File System」「同 Directory Server」など。ユーザー企業が購入した後のサポートサービスは、レッドハットが直接提供する体制を敷いた。レッドハットは、通常サーバーに組み込んで販売するためハードメーカーとの結び付きは強いが、ソフト販社との連携は手薄で販売契約を結んでいたのはサイオステクノロジーだけだった。今回、ソフト販売の有力2社を販売パートナーとして取り込んだことで、ソフト・ソリューション群の販路を一気に拡大させたことになる。