データ分析ソフト開発・販売のエス・ピー・エス・エス(SPSS、ジャック・ヌーナン代表取締役)は、テキストマイニング(文章解析)ツールの最新版「Text Analysis for Surveys 3.0」を発売した。価格を42万円(税別)に抑えて機能を絞ったエントリー版。数百万円はかかると言われる同分野で、低価格を武器にしてこれまでテキストマイニングを利用していない企業・団体を開拓する考え。発売後1年間で2億円の売り上げを狙う。
新製品「Text Analysis for Surveys 3.0」は、一般価格を42万円(教育機関向けは11万円)に設定。これまでテキストマイニングを使っていない一般企業を新たに取り込もうと、低価格を武器にした。加えて、高度な機能は排除して分かりやすさと使いやすさも差別化ポイントにした。2度目のメジャーバージョンアップになるが、日本語に対応したのは今回が初めてで、国内市場に打って出る製品としては、事実上初期版となる。