ニッセイコム(横山茂郎社長)が提供している給食管理のソリューション「スクールランチシステム」が注目されている。近年は食生活も教育として捉える「食育」が提唱されており、その一環として給食が見直されている。これまで主流だった給食センターによる完全給食から、民間業者に委託するケースも増えているなか、学校側に負担のかからないシステムの引き合いが増えた格好だ。

 最近は給食費未納などの問題もあり、弁当業者などを民間委託に切り替えたり、給食自体を廃止するケースもある。自治体の考え方が二分している状況だ。給食自体を廃止して弁当を持参させるにしても、親から昼食代として現金をもらった場合、与えられた現金を違う目的に使う児童も現れるという問題が出てきている。また、食生活に関する教育「食育」の観点から、給食が見直されている状況もある。そうしたなか、これまで主流だった給食センターによる完全給食ではなく、民間委託によるデリバリー方式に切り替える自治体が増えている。民間委託を導入すると、利用者はさまざまな昼食メニューを味わえるほか、給食と比べて費用負担が少ないなどのメリットが享受できる。その一方で、弁当の予約や、給食費回収などの面で課題もあった。こうした民間委託の考え方が浸透するなか、ニッセイコムのソリューション「スクールランチシステム」が注目されている。

 従来方式では、集金業務などの教師の手間の問題や、親の給食費未納が他の生徒に発覚した結果、いじめも起きていた。だが、同社の「スクールランチシステム」を導入することで、それらの問題が解消する。同システムは家庭内にあるPCや携帯電話から予約を行い、同社のデータセンターから給食の委託業者に予約情報が送られる仕組みとなっている。

 ASPサービスとして提供しているもので、学校に食券販売機などの機器を設置する必要もない。また、予約の際に献立の栄養価やカロリーなどを確認できるほか、コンビニエンスストア決済により、24時間払い込みができ、事前振込のため未納問題も防げる。「給食費を支払ったかどうかが、他の生徒に分からなくなったため、いじめが解消された例も出ている」(横山社長)といった思わぬ効果をあげているという。