ソフト開発とSIの富士通システムソリューションズ(Fsol、 聖五社長)の自主ビジネスが拡大している。同社は約2000人のSEを抱える富士通グループの主要ソフト開発会社で、富士通経由の仕事が大半だったが、昨年度(2008年3月期)は自主営業による売り上げが100億円を突破。今年度は120億円に到達する見込みで、営業強化施策が実を結び始めている。

 Fsolの今年度業績見込みは全売上高が700億円、経常利益が70億円。昨年度に比べて売上高は50億円、利益は11億円上積みする計画だ。けん引役を担っているのが、自主ビジネス。Fsolは全従業員約2200人のうち大半がSEで、営業担当者は70人ほどしかいないが、ここ数年関東の製造、流通業およびサービス業をターゲットに営業を強化。約20万件の顧客の声を集めたデータベースの活用による提案力向上や、粗利益率30%の案件を獲得した営業担当者にはインセンティブを与えるなどの施策を打ってきた。それらが奏功し、昨年度は売上高100億円を突破、今年度も順調に伸びており、120億円を見込めるほどの規模になった。

 自主ビジネスのうち約2割がハード販売で、そのほかはソリューションが占める。ソリューションで主軸商品となるのが、Fsolが独自開発した「Web SERVE」とアウトソーシングサービスの「Apl SERVE」で、業種で細分化した基幹および情報系ソリューションメニューを106種類持っていることと、それに付随する運用サービスをセットで提案できる体制を持つのが強みになっている。

  社長は、「営業担当者にSEを同行させるなどして、顧客への提案力を強化していることなどが奏功している。今後は顧客の要望や不満の分析などを強化して、さらに営業力を磨く」と説明。自主ビジネス拡大に意欲を示している。