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日本アバイア 二次店との協業強化へ 支援制度で販売網を整備
2009/01/19 21:24
週刊BCN 2009年01月19日vol.1268掲載
二次店支援プログラムは、既存の販社を対象に人材育成や共同マーケティング、情報提供、インセンティブなどを提供するというもの。代理店を「業種特化型」「SMB特化型」「エリア特化型」「UC(ユニファイドコミュニケーション)特化型」などに分類してプログラムへの参加を募る。「マーケットカバレッジの拡大や、特定セグメントへの補完が狙い」(藤井社長)としており、同社にとっては初の取り組みとなる。
販売経路はあくまで一次店経由であることから、「すべての販売パートナーにとってメリットが多いプログラムではないか」とみている。プログラム参加企業数については、「2009年中に10社程度を見込む」としている。
同社は、コンタクトセンターを対象にIPテレフォニー関連の製品・サービスを提供するケースが多く、一般オフィスがユーザーとなる傾向が低い。そのため事業を拡大するには、「幅広く新規顧客を開拓しなければならない」状況だった。ただ、一次店がターゲットユーザーに据えているのは大企業が中心で、その一次店でさえ一般オフィスでの実績は乏しい。「(一次の)販売パートナーには、それぞれ自社のビジネス拡大に没頭してもらいたい。今年こそは、確実に案件を獲得することを期待している」という事情がある。そこで、メーカー側で二次店の販売網を整備しようと判断したわけだ。
製品・サービスの提供については、「パッケージ化して価格を設定するなど手離れの良いソリューションをいくつか揃える」という。パッケージの構成は今後詰めるが、「できるだけシンプルで低価格が前提」としている。
国内の一般オフィス向けIP-PBX市場は、NECや富士通、OKI、日立製作所といった大手PBXメーカーのシェアが高く、アバイアが入り込む隙がない。しかし、最近では「スポーツ関連などのスポンサーになったことで、『アバイアブランド』が徐々に知られるようになった。そのため、ユーザー企業が一般オフィスで当社製品の導入を検討するケースが増えてきた」という。シェア獲得に向け、今回のプログラムがカギを握ることになる。(佐相彰彦)
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