ソニー(ハワード・ストリンガー会長兼CEO)は2月2日、モバイル機器に搭載可能な指静脈認証技術「mofiria(モフィリア)」を開発したことを発表した。大塚商会(大塚裕司社長)とコンサルティング会社のインスパイア(高槻亮輔社長)は同日、入退室管理やIT資産管理など企業向けシステム構築で同技術を利用したビジネスを展開することを公表。大塚商会の販社やメーカーのパートナー各社と共同で同技術を拡販し、新ビジネス領域を開拓する。

 「mofiria」は、携帯電話やモバイルパソコン(PC)などに利用されている指紋認証の本人拒否率が0.4%なのに対し、0.1%と精度に優れているほか、認証時間が最短0.015秒と静脈認証技術で最も優れた高速性能をもつという。また、ソニー独自の技術で小型化に成功している。

 大塚商会の片倉一幸・取締役兼専務執行役員は「SI(システム構築)ビジネスでは統合認証サービスとして利用でき、この先のASP・SaaSなどのサービス展開に有用だ」と、USB機器に同技術を搭載した端末が出荷され次第、法人向けPC販売などと関連づけてパートナー各社と事業展開を開始する。(谷畑良胤)