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ジェムアルト カード対応OTPを一般オフィスへ 販売代理店の確保を模索

2009/02/09 21:26

週刊BCN 2009年02月09日vol.1271掲載

 クレジットカードやICキャッシュカードに対応したOTP(ワンタイムパスワード)関連機器メーカーのジェムアルトは、一般オフィスへの導入促進を図る。オフィスの入退室に活用するセキュリティカードと社内システムへのログインを連携させた製品・サービスを提供。新規顧客を開拓するため、販売代理店の確保を模索している。

 同社は、SIMカードや金融カードなどの開発を主力事業に据えており、ユーザー企業は通信事業者や金融機関で売上高の70%超を占めている。このユーザーを確保することは継続していくが、「ビジネス領域を広げなければならない」(オリヴィエ・テソン・セキュリティ事業部マーケティングマネージャー)との判断で、一般オフィスを対象として製品拡販を図ることに踏み切っている。

 具体的なユーザー獲得策として進めているのは、同社が柱に据えるICカード対応の認証リーダと企業の社内システムとの連動性をアピールすること。「物理的な認証管理から社内システムへのアクセス管理が行えることを訴えていく」としている。現段階では各ユーザー企業に直接アプローチしているほか、ユーザー企業にシステムを提供したSIerに対して協業を持ちかけることで案件獲得を進めている。(佐相彰彦)
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