日本エアーテック(平沢紘介会長)とソーバル(推津順一社長)は2月25日、RFID機能付きクリーンエアーシステム機器の共同開発を実施し、試作品の開発に成功したと発表した。

 今回、共同開発した試作品は、日本エアーテックのクリーンベンチにRFID機能を組み込み、データベースと連携することで、シャーレや培養カプセルなどの状況を容易に把握できるようにしたもの。

 クリーンベンチは、無塵・無菌のスペースが必要とされる作業で用いられ、主に局所的なクリーンルームとして病院、検査施設などで使われているクリーンエアーシステム機器。試作品では、クリーンベンチの作業台に、ソーバルのRFIDアンテナを組み込み、作業台におかれたICタグ付きの容器を個品識別することで、人的ミスによる検体の取り違えを防止する。さらに、50個以上の容器の一括読み取りが可能で、従来まではナンバリングやバーコードで行っていた管理工数を大幅に軽減し、作業の効率化を実現する。

 今後は、安全キャビネットなどの培養関連装置にRFID機能を付加するなど、医療品、精密機器の管理用途で使われるクリーンエアーシステム機器について、適用範囲の拡張を見込んでいる。