富士通(野副州旦社長)は4月6日、IAサーバーの本体価格を最大49%値下げすると発表した。従来の希望小売価格よりもタワー型サーバーで最大38%、ラック型で同39%、ブレード型モデルでは同49%も価格を引き下げる。オプション製品ではメモリで最大90%値下げし、内蔵ハードディスクでは最大半額にする。価格競争力を前面に押し出し、シェアで上位を走るNECや日本ヒューレット・パッカード(日本HP)を追撃する。

 富士通は、シーメンスとの折半出資会社だったIAサーバー開発・販売会社である富士通シーメンス・コンピューターズ(FSC)を、4月1日付けで完全子会社化。富士通テクノロジー・ソリューションズ(FTS)に社名を変えて再スタートを切っていた。

 富士通はこれを機に、グローバルでIAサーバー事業を強化する方針を示していた。国内市場では、2010年までに現状シェアの約2倍にあたる30%を確保し、20万台を出荷するという強気な目標を掲げている。今回の値下げは、FTS誕生による開発効率化や重複していた業務削減効果を価格に反映させた格好。まずは価格競争力を打ち出して、上位メーカーを追撃する姿勢を鮮明にした。

 なお、値下げと同時に、インテルの最新CPU「インテル Xeon プロセッサー 5500番台」を搭載した2WAYラック型サーバPRIMERGY「RX300 S5」「RX200 S5」を4月28日に発売することも発表した。