日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小出伸一社長)は、x86サーバー「HP Proliant」の新世代モデル群、合計11製品を5月中旬から順次発売する。同時に、移行支援サービス7種類も発売。「ITコスト削減と生産性向上の実現」をテーマに訴求し、ハードとサービスを組み合わせることで、成長が鈍化するx86サーバー市場でのシェア30%獲りを目指す。今年1月上旬には最大67%の値引きなど価格改定を発表したが、今回は前モデルとの価格差はなく、低価格化は図っていない。

 新世代モデル群では、インテルの最新Xeonプロセッサ(開発コード:ネハーレム)を搭載。タワー型とラック型、ブレード型をそれぞれ揃えた。処理能力を向上させ、旧機種との比較で、パフォーマンスを約2倍引き上げた。このほか、アイドル時で消費電力の45%削減も図った。伊藤忠テクノソリューションズや大塚商会、ダイワボウ情報システム、東芝ソリューションなどのパートナーを経由して販売する。

 橘一徳・エンタープライズストレージ・サーバ事業統括ISSビジネス本部本部長は、「インテルの最新プロセッサ搭載モデルの発表で日本HPは最後だと思うが、競合に勝っているラインアップ」と強調。「全11モデルを一挙に投入できるのが日本HPの強み。テクノロジーリーダーとしてのポジションをさらに強固にできる新世代の発表だ」と自信を示した。また、橘本部長は、今夏までに新製品を新たに投入することも公言した。

 ハードと同時に発表した新サービスでは、サーバー統合など既存システムから新システムに移行するための支援サービス7種類も合わせて発表。移行の際に発生するリスク精査で5サービス、構築支援で2サービスを発売した。(木村剛士)