UTM(統合脅威管理)関連メーカーのフォーティネットは、アプライアンス「FortiGate」のOSを刷新、WAN高速化機能などの追加により強化した。機能を多く搭載することで、複雑化するユーザー企業のニーズに対応していく。

 新OS「Forti4.0」では、アプリケーション制御やSSLインスペクション、DLP(情報漏えい防止)などネットワークセキュリティの機能を追加したのに加え、新しくWAN高速化機能を採り入れた。機能拡充により、データセンターなど1拠点にデータを集約したユーザー企業が支店や支社などで「FortiGate」を導入することを促していく。西澤伸樹・マーケティング本部長は、「多くの機能のなかで、一つでもニーズに合致すれば、ユーザー企業にとって導入するメリットはある。今回の機能強化を機に、当社アプライアンスのユーザー層を広げていく」方針を示している。

 課題は、これまでセキュリティ機能を中心に製品強化を図ってきたために、WAN高速化製品を販売できる代理店が少ないことだ。そのため、「今後は、製品トレーニングの提供を手厚くしていかなければならない」としている。新しい分野で、どれだけユーザー企業を獲得できるかどうかが拡販のカギを握ることになる。(佐相彰彦)