ニュース

日立情報、仮想化技術活用の「メールオールインワンサーバ」

2009/05/14 21:32

 日立情報システムズ(日立情報、原巖社長)は、電子メールシステムに必要な機能を仮想化技術でサーバー1台に統合したバーチャルアプライアンス「メールオールインワンサーバ(MAIOS)」を発売した。

 従来複数のサーバーで運用するスパムおよびウイルス対策、アーカイブやフィルターなど電子メールに関連するシステムを、仮想化技術でサーバー1台に統合したアプライアンス。

 システムごとにCPUやメモリの割り当てを柔軟に変更でき、必要に応じてユーザー数や機能を追加できるなど、仮想化技術を生かした機能が特徴。ハードの購入コストや運用管理コスト、サーバー設置に必要なスペースや消費電力を削減できる。稼働中のサーバーは、監視センターから常時監視し、障害発生時には連絡および障害復旧支援も可能。

 スパムおよびウイルスチェックにはシマンテックの「Symantec Brightmail Gateway Virtual Edition」、アーカイブ・フィルターにはコンピュータシステムエンジニアリングの「WISE Audit」、スプールにはエアーの「AIR MAIL IMAP Server」を標準で使用。価格は機器費用が199万5000円から。同社では、メールにかかるコスト軽減を図る中堅・中小規模企業に向けて拡販し、11年度までに40社、5億円の売り上げを目標にする。
  • 1

外部リンク

日立情報システムズ=http://www.hitachijoho.com/

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>