Linuxディストリビュータのミラクル・リナックス(児玉崇社長)は、オープンソースの統合監視ソフト「ZABBIX」で、SIer向けのパートナープログラムを6月1日に開始する。

 このプログラムでは、企業・団体にシステム提案するSIerが、「ZABBIX」を導入する際に必要となる技術・営業情報やノウハウを提供する。5月に開設予定のパートナー向けポータルサイトを通じて、「ZABBIX」の営業資料および運用マニュアルなどの技術資料、導入支援ツール、導入トレーニングプログラム、検証済みバイナリを提供する。SIerが製品を販売・導入し、その後のサポートをミラクル・リナックスが担当する体制を築きたい考え。すでにシステム開発などのインテリジェンスビジネスソリューションズが同プログラムへの参加を決めた。

 「ZABBIX」は、サーバーやネットワーク機器が正常に稼働しているかどうかを常時監視し、障害が発生した場合に管理者に知らせるツール。OSS(オープンソースソフトウェア)なのでライセンス費用がかからず、サービス料金だけで導入できる。そのため「JP1」などの商用ソフトに比べて安価に導入できる。ある商用ソフトと比較すると、1年目の導入・保守コストは10分の1で済むという。「Nagios」や「Hobbit」など他の類似OSSソフトに比べて設定が容易なのも特徴。

 ミラクル・リナックスは、2008年に「ZABBIX」の導入コンサルティングおよびサポートサービスを開始。同社の寺島広大・ZABBIX推進グループマネージャは、「ZABBIX」の国内開発コミュニティ「ZABBIX-JP」の代表を兼務している。(木村剛士)