大塚商会(大塚裕司社長)はビジネスパートナー(BP)専用サイト「BP PLATINUM(BPプラチナ)」をリニューアルし、5月7日にオープンした。新機能としては、パソコン・サーバーの購入時にカスタマイズできるBTO(受注生産)や大量発注の特価依頼などを搭載した。同社のBP社数は約4000。このうち同サイトの利用社が3000弱にとどまっている。今回の機能強化で利用率を高め、同サイトを経由したBPの販売数を全体取引量の10%に伸ばす計画だ。

 「BPプラチナ」は、同社がメーカーから仕入れた商品の検索や受発注・管理、キャンペーン情報の入手、商品選択や構成相談──などの機能をインターネット上で利用できる。大手ディストリビュータのダイワボウ情報システムや丸紅インフォテック、ソフトバンクBBも同じ目的のサイトを運営している。今回のリニューアルでは「ライバルのEC(電子商取引)サイトと同レベルの機能を付加して、使い勝手をさらによくした」(海老塚誠・ビジネスパートナー事業部企画販促課長)と、競合を意識して大幅なテコ入れを行った。

 新たに搭載した機能としては、パソコン・サーバーの購入時にメモリ増設やハードディスクの容量アップなどBTOに対応したほか、省庁・自治体・学校など入札案件で大量発注する際に「特価依頼」がWeb上で簡単にできるようになった。さらに、メーカーごとに異なる購入体系に応じたライセンスの簡単検索やWeb上で作成する見積書に同社の在庫品の次回入荷予定情報を掲載した。

 トップ画面は、前回リニューアル時から大幅に変更された。各BP別に同社の営業担当者が登場して地域やBPの得意領域特性に応じて「おすすめ情報」を提供したり、「営業支援課です!」という画面をクリックすると「なんでもQ&Aコーナー」が現れ、システム構成の疑問を直接的に解決できるようにした。同課の坂本慎治係長は「商品マスターを徹底的に再整備し、一つの商品に対して複数の関連商品が検索できるようにした」というように、大幅に改築した。

 大手ディストリビュータ各社は、SIerや販売会社向けのECサイトを経由した販売を強化している。電話・FAXで受発注を行うより作業効率がよく、一商品ごとの粗利率も高いためだ。大塚商会は、「BPプラチナ」経由の販売量の詳細を公開していないが、「現在の数%から10%へ上げる」(海老塚課長)ことで、収益率を高めることを目指している。(谷畑良胤)