メール配信システム「blaynmail(ブレインメール)」などを提供するブレイン(天毛伸一社長)はテレフォンアポイント代行サービス『ブレインコール』の展開を本格化した。海外拠点を中心として事業を展開することにより、大手コールセンターの3分の1の料金でサービスを提供する。

天毛伸一社長

 同社はメールソリューションを専業とし、2001年から製品提供を開始後、9年間で2000社への導入実績をもっている。06年には中国の上海、07年にはフィリピンのマニラにそれぞれ海外開発拠点を設置していたが、顧客の要望により、フィリピンにコールセンターを設置して新サービスを開始した。「フィリピンには大手メーカーの現地法人に出向中の日本人家族が多く住んでいる。コールセンターを現地に設置し、現地在住の日本人に働き口を提供すれば、喜んでもらえる」(天毛社長)と話す。

 海外にコールセンターを設置したことで、人件費を安価に抑え、価格競争力の高いサービスを実現した。大手コールセンターでは、初期設定費用30万円、1コール単価が300円、最小コール単位が1000件からなのに対し、同社のサービスを利用する場合、初期設定費用が1万9800円、1コール単価100円、最小コール単位が100件からと、料金を3分の1に抑えた。また、最小コール単位を100件からにすることで、スモールスタートを可能にした。

 同社は、「メールソリューションの導入実績がある企業にこのサービスを提案していくとともに、20人以下の中小企業に対して、サービスの拡販を目指す」(天毛社長)としており、今年12月までに100社・3億円の売り上げを計画している。(鍋島蓉子)