日立情報システムズ(日立情報、原巖社長)は10月29日、製造業・卸売業向け基幹業務パッケージの低価格モデル「TENSUITE Sシリーズ」を発表し、その第一弾として、月額2万円台から利用できる個別受注生産モデルを販売開始した。

 「TENSUITE」は、業務の効率化やビジネスプロセス再編などを支援する基幹業務パッケージで、卸売業向け「TENSUITE for Wholesale」と、製造業向け「TENSUITE for Fabrication」の2種類を展開してきた。今回、短期間で手軽にシステムを導入したいというニーズに応えるため、特定の業種・業態に特化した低価格モデル「TENSUITE Sシリーズ」を投入する。

 第一弾として発売する個別受注生産モデルは、個別受注生産形態のユーザーから要望が高い機能を厳選したもの。部材の発注と作業指示を同時に実施でき、原価の仕掛り状況が即座に把握可能となる。業務への適合度も高く、これまで手作業や表計算ソフトで業務処理を行っていたユーザーでも負担なく利用できる。

 また、部品表のマスタがなくても、過去の伝票や製番を引用して部品の手配や作業指示を行えるほか、初期値を設定した多くのサンプルデータをあらかじめ登録しており、事前のマスタ整備をすることなく利用を開始できる。さらに、運用開始後の保守料も販売価格に含まれているため、導入後も安心して利用できる。

 価格は、保守料込みで月額2万8350円から。同社では、10年度初旬までに、繰返生産型モデル、ハイブリッド生産型(繰返生産・個別受注生産混在型)モデル、ファブレス生産型モデルを順次投入し、品揃えを強化する予定。また、SaaS環境での提供も行うことで、今後3年間で300本以上の販売を目指す。